6月4日(金)開講:医学科2年生「感染症診断実習」について 2021.06.04

開催日:2021年6月4日(金)

場所:基礎医学実習室

 今年度より感染症診断学実習が医学科2年生を対象に始まりました。

 感染症診断に対する基礎知識を習得するとともに、新型コロナウイルスおよび新興感染症に対して柔軟に対応できる専門的な知識を学修することを目標としています。第1回目はELISAについての実習を行いました。参加した学生108名のうち、93.6%の学生から「理解できた」「まあまあ理解できた」との回答がありました。

 主な感想を一部ご紹介いたします。

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  「酒巻先生の講義では、実際にECMOを使用している場面や、気管挿管、壊死性筋膜炎の治療の様子などを映像で見ることができて、非常に興味深く、勉強になりました。実際のCOVID-19の治療経過など、大変貴重なお話も聞くことができて、良い経験となりました。今回のお話を聞き、グラム染色は臨床でも非常に重要なのだと実感し、また、講義で習った疾患や原因菌もお話にでてきたことで、今習っている内容の重要性を再認識しました。本当にありがとうございました。」

  「ELISA法の実演を見ることができ、もっと詳しく調べてみたいと思った。また、グラム染色は実際に医療の場面で素早く菌が何か判断するのに役立つと知り興味深かった。」

  「サンドイッチ法などを生み出すなど、同じ検査方法でも様々な種類があるということ
を知り面白いと感じた。感染症の診断において、なるべく早く検査を行わなければいけない場合があることを知ったが、そのようなときにグラム染色をして絞り込み、治療を始め、さらに他の検査で確かめるなど、実際の治療の場ではいくつかの方法を用いて、迅速かつ慎重に行わなければならないことを学んだ。」

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