感染症の基礎教育
感染症学の教育 コーディネーター感染症学講座 教授
酒巻 一平
2019年末から世界に広がったCOVID-19は日本にも多大な影響を与え、感染症専門医の不足が認識されるようになりました。
UF-IDEEPは、感染症専門医、感染症に強い医師、看護師といった医療従事者を養成することを目的としています。
学生教育においては低学年の講義、実習も担当し、基礎と臨床を結びつける取り組みを行っています。
1年生の講義では個人防護具の着脱実習、2年生ではグラム染色、ELISA実習、フローサイトメトリー実習、PCR実習に参加しています。
感染制御の考え方を身につけた医療人の育成
事業推進プロジェクトリーダー感染制御部長・教授
岩﨑 博道
医学部の目指している学習目標の一つに、感染症医療を推進できる医師や看護師を育てることがあります。
全学年を通して、グローバルな時代に必要な感染制御の基本的な考え方を身につけ、卒業後の即戦力を目指した指導を心がけます。
感染症医療人材養成事業で目指すこと
微生物学の教育 コーディネーター病因病態医学講座 教授
定 清直
新しい感染症カリキュラムでは、基礎・臨床医の協働と他職種連携による支援体制を基盤とした新たな卒前・卒後教育を目指しています。
初年度である2021年度は、従来の講義演習に教職員による実践的なコラボを行ったほか、新たに感染症診断学実習を発足させました。
さらに、アドバンスト・レクチャー・シリーズや海外へのリンクなど、本学の特色を生かした独自の感染症教育の充実をはかりたいと考えています。